code1:退屈

2/7
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
くしゃみした。 「風邪かなぁ…」 誰かが噂しているのか、それとも季節のせいか。今は4月、はじまりの春。 首迅浩は都立高校に通う2年生。たいして頭も良くなく、運動も人並み。ただなんでも飽き性な性格である今時の高校生だ。 「何かおもしれーことねーかなー」 それが浩の口癖であった。いつも”平凡”に四方を覆い尽くされた生活をしていたからだ。 ただ普通に学校に行き、表面はいい人ぶる生活だった。 「今日も1日学校か…」 何か刺激になるものはないか、今日も瞑想する浩であった。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!