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この淡々とした日々の生活に、ひとつの変化が現れた。
夜。シャワーを浴び、髪を乾かし終えた僕は、学生のころから着ているくたびれた長袖のTシャツとジャージに身を包むと、簡素なベッドに仰向けになり、目を閉じる。
静かに呼吸を続けるうち、しばらくすると、閉じた瞼の向こう、闇の中に人影が浮かび上がってくる。
やや長めの黒髪に、色白の肌。
痩せ気味で、平均的な身長の、どこか垢抜けない青年。
無表情に僕を見据えながら佇むそれは、ほかの誰でもなく、僕だった。
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