ズミレ部、結成?

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ズミレ部、結成?

ここは神奈川県のとある地域。 「ねぇ、昨日。熊本県で震度七の地震あったそうだよ?」 「なんであんなところに地震あるんだよ。あそこ、山なんかねえだろ?」 「マジだよ、マジ。お前、ニュースぐらい見れよ。というかここも若干揺れたぞ?」 「そんなもん、関係ねーよ。あっ、会長さん。おはようです」 (何も関係がない?あなた、日本にいるのに?) 私は彼の座ってる前に立つ。彼の襟を右手で掴み、右足を机に乗せてそのまま右手を持ち上げる。彼を無理矢理立たせる状態になった。 そして私は怒鳴る。 「もういっぺん言ってみな。だが、もしお前がその立場になったらどうする?」 「会長。青縞のパンツが見えてますよ?」 「そんなもん気にしないわ。私のパンツ、いや、裸になってもいい。あなたがその思いを二度と口にしないならな!!」 「お前……唇から血出てるぞ。まさか、俺の戯言にイラついて唇を噛み締めてたのか?」 先ほどの話し相手の男が私のスカートの中をじっくり見まくっている。その男を目の前の彼は殴った。 「何するんだよ、お前は……」 「お前。この女がどれほどの思いをして今の行動してるのか、分からないのか?大抵の女は自分の体を捨ててまで守ろう……いや、違うな。行動に移そうとしない。だが、目の前の会長はどうだ?恥を捨ててまで俺の言葉を悪く攻めてる。だが、俺たちは何も感じずに物事を言ってる。俺は今、そんな俺が嫌いになった。意味が分かんないことを言ってるかもしれない」 「なら……あなた、SMILE部に入ってくれないかな。その気持ちがあるなら歓迎するわ」 「おい、会長さん。こいつは無理だよ。だって……」 「有咲裕二。サッカー部部長。エースとしてメンバーとして抜けられない人物の一人である、でしょ?」 「さすが会長だ。でもそのSMILE部って何をするんだ?」 「君たちも知ってるように熊本県に地震が起こった。そこで私は笑顔にしたいと考えた。そこで私は他の部活の……いや、その部活ならではの技を利用すればいいのではないか。そこで私はこれを考えたのよ」 「それで俺は何をするんだ?サッカーはチームだぞ?」 私は苦笑いして答えてやる。 「だからよ。部長さん」 「部長……なるほど、そういうことか。よし、その部活に入ることにしよう。活動はいつだ?」 「今日の放課後。場所は音楽室よ」 「了解です。会長さん」
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