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6月2日。
午前中。
私たち生徒会のアナウンサーでこの祭りは開催された。その後、生徒会は案内として任されることになる。
サッカー部と熊本県のサッカー好きな人々との試合。さらにはサッカー教室も開かれた。
野球部たちも運動部系たちも同様に動いた。
文化部系たちはものづくり教室や演劇など、それぞれした。
吹奏楽部と軽音部でそれぞれの持ちネタの曲を奏でる。
昼になると料理部が料理を作って来てくれたお客に無料で渡す。
"笑顔がお金と同様の価値になればそれでいい"と料理部の部長さんが言ってたのを思い出した。
午後になってもそれぞれ同じようなことをする。
あえて違うのはイベントが発生したことか。
ゲーム部主催の迷路とお化け屋敷イベント。
体育会系の部活による運動会イベント。
文芸部によるコンテスト。
色々なイベントを開催した。
そして私たちはその度にアナウンサーをした。
夕方になった頃、知事が私の所に来た。
「皆さんのおかげで生き生きしてますよ。これも笑顔効果ですね」
「笑顔効果?」
「えぇ。だってあなたたちも笑ってるじゃないですか。こういう言い伝えがあります。人があくびをすればそれに釣られて周りの人もあくびする。笑顔も同じですよ。あなたたちの行動のおかげで」
「はい、そうですね」
私は心の底からその返事を口にした。
ついに午後六時。
祭りが終わる三十分前。
私たち、ズミレ部は本当の最初で最後の仕事をした。
本当の最後のイベントである。
その名も"スペシャルズミレライブ"である。
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