第1章 悪夢

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耀達は部屋の様子を見て首を傾げた。 「何してんの?」 「見ての通り、ここを引き払う準備。」 「何で。」 この男は自分が何も知らないと思って いるのだろうか。 「何でって、もう必要ないでしょ。」 「え?」 「祥子。」 耀達の顔色が変わった。 「祥子があなたの子どもを産むのなら、 わたしとはもう終わりでしょ。」 「待てよ、美奈子。確かに祥子から妊娠
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