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二度寝した後は、あの夢も見ずに爆睡した。 次に目を覚ました時には、すでに外は真っ暗で、朝も昼も食べずに寝まくってた自分に驚いた。 「腹減った・・・」 もう熱も下がったみたいで、スッキリした気分だった。 下に降りると、まだ姉貴は帰ってきていないみたいで、真っ暗なまま。 親父が単身赴任で日本にいないから、俺と姉貴の二人暮らしの一軒家。 姉貴がいれば、そんなに感じなかったのに、一人きりで病み上がりの俺には、ひどく寂しく感じた。 寂しさを紛らわすために、リビングとキッチンの灯りをつけて、テレビもつけた。 人の声が聞こえるだけで、だいぶマシになる。 壁にかかってる時計を見ると、まだ姉貴が帰ってくるような時間でもないから、冷蔵庫の中をのぞく。 「さすが、姉貴。」 作り置きで小さなハンバーグみたいのをたくさん作ってあるタッパを見つけた。 そして、トマトソースの入った瓶も。
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