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オレはイルカだ、だが只のイルカじゃない。宇宙防衛隊の隊員だ、今は辺境の星の地球をイルカに擬態してこの海辺の町周辺を守っている。
まだ、オレは見習いでアルバイト隊員だが、幼馴染のアイツにだけは負けたく無い…。
オレの幼馴染は、アルバイトから偶然の棚ぼたで正規隊員になりやがって、あっと言う間に、2階級昇格しやがった。
アイツの正規隊員起用も昇格も、全部オレ様のアシストのお陰だぞ。
アイツもそれは良く分かっている、自分だけいい主役になってしまった事にオレに対して申し訳無く思っている。
だがアイツは気が利かない、
みんなに俺の活躍を話してくれなかった。
オレも場の空気を読んでしまって、自分から何も言い出せなかった…。今思い返しても未練たらたらだ。不甲斐ないオレ…。
俺の活躍はみんなタイミング悪く見てなくてオレは今もアルバイト隊員のまま…。
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