第三章

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『のがわ ももよ さま。 じゅうにがつなのかのゆうがたしちじ ほんじょおじどおこおえんまできてください。』 この手紙にはこう書かれてもあった。 『のがわさん こないだわ ぼくが意地められてるところおかばってくれてありがとお。』 いじめられてと言う文は虐められてではなく意地められてと書かれてあった。 由依埜は構わず続けた。 『のがわさん ぼくわきもちゅわるいんだと おとおさんもおかーさんも ゆいます。せきぐちぇくんや はせがわくんも ぼくおくらいとゆいます。 のがわさん ぼくわほシおみるのがすきです。いしょにほんじょおじどおこおえんでおリオんざおみませんか。 のがわ ももよさんえ。』 さくやさんが言った。 「秋継和也さんは、知能指数に何らかの障害があったようですね。それもいじめの標的にされる大きな要因のひとつであったようです。キャロラインさん、ジンジャーティーをおかわり」
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