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「ふーん」
いまひとつ、俺にはイメージがわかないけど、盛り上がってる人がいれば、それにつられて、みんなもやる気も出てくるもんだろう。
「要も、なんか自分のスマホの中から、面白そうな画像、探しとけよ?」
「え~。俺のなんか、たいしたのないよ」
「だったら、撮りに行け!」
「どこに?」
「どこにでも!」
そう言ったかと思ったら、こっそり耳打ちしてきた。
「それを理由に、先輩とデートでもしてくれば?」
ヤスがニヤリと笑う。
「っ!?な、何言ってんだよっ!」
真っ赤になりながら、ペチッ、とヤスの頭を叩いた。
「いってぇなぁ。もう、要ちゃんてば、恥ずかしがりやさんなんだからぁ♪」
「ヤスっ!!」
"キャー!"とか言いながら、逃げ出すヤスを追いかける俺。
昼休みは、ヤスとの追いかけっこのおかげで、あっという間に過ぎて行った。
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