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「・・いいね。」
そう言って、腕につけたのを眺めてる。
やっぱり、柊翔に似合う。
「もしかして・・・バイトしてたのって、これのため?」
「・・・それも、ありますけど。それだけじゃ、ないですからね?」
「フフフ、そっか。ありがとう。」
そう言うと、今度は柊翔が自分のバックをあさりだした。
「柊翔?」
「俺だって、ちゃんと用意したんだよ?」
バックから出てきたのは、シンプルな包装紙でラッピングされた小さな箱。
「要みたいに、アクセサリーにしとけばよかったかなぁ。」
俺の手のひらにのったそれは、予想したよりも重みがある。
綺麗に包装紙を剥がすと、ブルーの箱。あけてみると、薄いブルーの色をした・・・
「香水?」
「ああ。俺が使ってるのと、おそろいの。」
ボトルキャップを開けると、ふわっと香りが漂う。
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