3.二人だけのクリスマス?

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柊翔の匂いとも少し違う・・・? 「つけてみなよ。」 少しだけ指につけて、俺の首筋をなぞる。 それだけで、身体が跳ねるように反応してしまう。 「香水は、段々と匂いを変えていくんだって・・・それに・・・人によっても変わるんだって・・・要は・・・どんな匂いになるんだろう」 首筋に鼻をよせながら、しゃべらないでほしい。 それだけで、感じてしまいそうになる。 「・・・同じ香水だけど・・・これは、要の匂いだね・・・」 柊翔の声が、俺の身体を震わせる。 首筋から、頬、瞼に口づけを降らせて、最後に・・・唇を優しくついばんでくる。 それだけで、俺は体に力が入らなくなる。 「し、柊翔、家は・・・?」 それでも、なんとか言葉にしたけれど 「今日は帰らないよ・・・」 そのまま、俺たちは匂いの中に溺れていった。
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