小さな恋の物語

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気だるい朝…ベッドの中は、とっても暖かい。 ブラインドから漏れてくる朝日が、『ほら、もう起きなさい。』そう言ってるみたい。 私は、小さく伸びをする。もうちょっと寝ていたいなぁ。でも、美味しそうな匂いが、誘っている。 もそもそしていたら、彼がやって来た。 「起きたのか?朝飯、出来てるぞ。」 私は、彼の作った美味しいご飯を、お腹一杯食べたんだ。 「よしよし。今日も、残さず食べてくれたな。」 嬉しそうに言うんだもん、私は、『おいしかったからだよ♪』って、返事をするんだ。 「さて、仕事に行くか…。今日も、留守番頼むぜ。」 私は、『任せて!』って言うの。 「行ってくるよ。」 彼は、いつものように、行ってきますのキスをして、出掛けて行ったの。 私は、幸せな気分で、心が一杯になっていた。 窓際のソファに、いつものように座った私は、いつの間にか、まどろみ始めていた。だって、しかたないのよ。春の日射しが、あまりにも心地好いのだもの。
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