青嵐 一の嵐

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占い師の朱里は これまで様々な相談事を 受けてきたが、 このような質問には まだお会いしたことがなく どうしたものかと 思わず心にぼやいた。 “なんだかな~、 変なものに 引っかかっちゃったなぁ“ 暇になると外出して それが癖にもなりつつある 朱里は、いつものように そろそろ脱走を、と 思っていたところに やって来た 奇妙なこの彼女の 真意がわからずに 朱里はとりあえず 口を開いた。
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