5、初メテ

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そんな歪な出会いから、半年が経過した。 まだ関係は続いている。 今夜もまた、悠馬に抱かれて果ててしまった。 身体に上手く力が入らない。けど、せっかく悠馬が来てくれたのだもの。 「夕食、直ぐに作るから、一緒に―…」 食べよう。 と、スーパーの袋を持って立ち上がりキッチンへ行こうとした。 けれども、 「俺はいいよ。食べてきたから」 そう言葉を返されてしまった。 「そっか……」 誰かと食べてきたのかな、なんて考えると気持ちが沈む。 〝あなたが来てくれるなら”って、さっきも言ったのに。 悠馬が食べてくれないのなら、作る気もなくなる。 私自身も別に今、食べなくてもいいやって思ってしまう。 「もう……帰るの……?」 「ううん。まだ少し、居てもいい?」 「勿論……じゃあ、飲み物を用意するね」
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