66人が本棚に入れています
本棚に追加
「適当な話を作らないで欲しいな……いきなり現れて失礼だろう?」
「じゃあ融資をしてくれるっていう銀行は何処の銀行?大体、起業資金だっけ?事業内容はちゃんと彼女に伝えてるの?個人?株式?」
「そんな事、君に関係ないだろ?」
「でも、彼女には関係あるよね?よーく説明してんの?始めようとしている事業とやらについて」
「はぁ……ここだとゆっくり話が出来ないな……繭子、場所を変えよう」
「逃げる気?まぁ結局、逃げるんだよね。例えば、友人と起業する予定が事業資金を丸々持ち逃げされたとか何とか言って」
「な……っ……」
二人のやり取りを呆然と聞きながらも、〝友人”―…
確かに、友達と事業を興すって話は聞いていた。
でも、その他の詳しいことは殆ど知らない―…
最初のコメントを投稿しよう!