第4話 狙われた彼女

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 ※ 『乗合馬車は危険だ。誰が乗っているかも分からない。幌馬車を買え。小さくてもいい。支払いは彼女がしてくれるはずだ』  分かった。 『店はだいたい宿屋の近くに点在しているはずだ。街も大きいし、店はすぐに見つかるだろう』  ーーあったよ、おっちゃん。見つけた。馬車を売ってる。 『そうか。なら、すぐに購入しろ。手遅れになる前に』  うん、任せてくれ。  俺は彼女の手を引いて足早に店へと向かった。
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