序章

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 ――ポチャン、と一つの媒質が心に落ちた。  それは大きな波紋を広げ、今まであった全てのものを左右上下に大きく揺れ動かした。  とある日は私の思考を支配し、とある日は私を幸せにし、とある日は私を泣かせた。  その大きな波紋はいつまでも、どこまでも続いた。  それは留まることを知らなかった。そして、消えることを知らなかった。  これは――――――
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