1人が本棚に入れています
本棚に追加
そして青年は、傍観する。
美しく、残酷に、非道な、残虐さに怯え、震え、自我を失うほどに恐怖し、死に至る様を。
そして青年は、静聴する。
恐怖から、自虐から、諦めから救われたいと、望み、虐げられ、泣き喚く、死に際の残響を。
そして青年は、祈る。
すべての恐怖を、非道な扱いを、残虐な仕打ちを受けた生前を、その心を包み込み、癒すために。
本当は、生きているうちに会いたかった、なんて溢しながら。
*あらすじでした*
最初のコメントを投稿しよう!