あらすじ

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海沿いの水に恵まれた街で生まれ、育った二人の女性は、姉妹のような双子のような、仲良しで唯一の親友。 二人はこの街の水族館で、働いていた。 働くといっても、飼育員やトレーナーではない。 彼女たち自らが、水槽へ入るのだ。 彼女たちは、水中を自在に舞い踊る"人魚"だった。 水槽は、彼女たちの舞台なのだ。 ある日、水族館の館長は彼女たちに"出張"を申し出る。 仲良しで唯一の親友同士が引き裂かれ、片割れが出張した先は、海から程遠い街中。 魚が好きだと言う男に連れられて、案内されたのは、一戸建ての中にある巨大プール! ……いや、それは一階のフロアをほぼ丸ごと使った巨体水槽だった。
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