第2章 事件前

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食事も終わり、リビングに移動して、珈琲をいただくことにした。 ルハンはしきりにスマホをいじっている。 外は、雨風が一段を激しくなってきたようだ。 「こりゃ、外に出たら飛ばされそうだな。」 「お外は真っ暗だし、なんか出そうで怖いですね。」 ランネが不安そうにしている。 「やめてくれよ。そういうの苦手なんだよな。」 ルハンは理系のくせに、非科学的なものに怖がっている。 マフルも少し落ち着かないようだ。 「明日の迎えの船は来てくれますかね。」 ボントは現実的な心配をしている。
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