第3章 事件後

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「まず、俺が違和感を感じたのは、どうしてボントがルハンの部屋にいたのかということだ。」 「ルハンは恐がりでかつ神経質なので、去年にもインロック事件を起こしていることからも、部屋の鍵はかけていたはず。」 「また、ボントの男色の話に嫌悪感と警戒感を抱いており、自分に憧れているといわれているボントを夜中に部屋に招き入れるのは不自然ではないか。話ならリビングでできるはず。」 「何か秘密の話があったのじゃないの。本人達にしか分からないこともあるしね。」 マフルの指摘ももっともだ。
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