変わった私と君

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あたしもその内の一人で、クラスが違う友達も呼んで今から遊ぶ計画を立てている。 「あれ、姫ちゃんは部活?」 プリン頭が目を引く、ムードメーカーの雄大(ユウダイ)が集まったメンバーを見て、姫乃がいないことに気づきあたしに目を向ける。 「うん、今日から忙しくなるって言ってたよ」 姫乃は野球部のマネージャーをしている。 髪は金髪と派手だが、部活に行く前に一つにまとめ、爪も短く切っており、真面目にマネさんしてるんだと感じさせられる。 「そっかぁ、それは残念。じゃあその間は泉ちゃんにかまってもらお~っと」 「やかましいから却下」 「ひっでぇ! こんな大人な男にやかましいはないでしょ~」 「そんなことよりどこ行く? やっぱカラオケ?」 雄大の言葉をスルーし、他のメンバーに聞くと、「カラオケいいね! 歌うー!」と言うので、駅前のカラオケ店に行くことにした。
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