2477人が本棚に入れています
本棚に追加
でも濡れて響く音は俺の頭の芯をふにゃふにゃにさせた。
「ふぁっんんんっ」
自分でもどうやって声を押さえていいのか分からない。
甘い声が漏れる度に、喜一くんの指が反応を楽しむように奥へ侵入してくる。
何度も何度も指で身体をしならせ、形が彼の指に形成された頃、指が抜かれた。
ズボンのファスナーを下げる音、絹擦れ、甘い香り、荒い息、全身を支配する硬くて熱くなった高ぶり。
大きく足を左右に割られ、彼の体重が全身に落ちてくる。
「氷雨さん、――力抜いてね」
優しい甘い声の後に、耳を舐められて力が抜けた。
ふにゃんとなった俺に、彼は熱い凶器を突き刺した。
最初のコメントを投稿しよう!