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敵方は湯本マミ、太田ミク、奥居マキの三人。
そのうちのひとりが上司の愛人で、それが、血判状を持っているという話だ。
…血判状…
自分の名前と血のついた指紋の跡をつけた紙。
その紙に会長派の姓名が書いてあるのだろう。
アタシはその紙を手に入れるために、この研修に送り込まれた。
しかし、湯本マミは偽物、
太田ミクの父親は同じ社長派、
と、
誤算だらけ。
よって、
犯人は奥居マキということになる。
だが、アタシは知ってる。
血判状を持ってる上司の愛人は上司と同じペンダントを胸から吊るしていた。
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