第1章

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『お母さん見てください!飛行機が虹を潜って行きますよ!』丁度羽田空港を飛び立った飛行機が虹のアーチをくぐって行ったのだ。『本当ですね。いい物を見ましたね。ランドセルは何色がいいのか考えておいてくださいね。』今日の買い物プランを考えている母親はそれどころじゃない様子で答えた。田中親子は春から小学生になる真弘の為にランドセルを買いに来た。『虹色がいいます。』今見た美しい風景が頭から離れずに真弘が答えた。『ありません!一色にして下さい!今の場合はですを使います。』先が思いやられて頭を悩ませながら強めに母親が答えた。
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