第1章

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真弘の父親である幸雄は日本最高学府の教授なので、 妻、怜は幸雄の顔に泥を塗らないように息子真弘の 教育に力を入れているので、真弘が口から発する丁寧語が間違えていたらその都度訂正している。 それを真弘は怒られていると捉えている。 上辺ばかり取り繕っても、中身が伴って無ければいけない。中身は中々教育して身につくものではない。電車の席を他人に譲る事は簡単にできるものではないし、美しい風景を美しいと思える真弘は教育の難しい健全な心の持ち主である。
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