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幼なじみが役得なんて誰が決めたのだろう?俺 迅薪 望 は毎朝思う。俺の幼なじみの 十六夜 香乃 は、
夜の空の様にに黒く長い髪。炎のように真っ赤な瞳。強く握ったら折れてしまいそうなほど細い腕。猫のように小さな顔。その体から発する甘い女の子特有の香り これらに関しては役得だな。と思う。
ちゃっちゃと朝飯を食べ、制服を着 ネクタイを締めて
望「行って来ます。」
一人暮らしでこんな事言う俺って変な奴だよな。そう笑ってしまう。高校入学と同時にここへ引っ越してきた。・・・まだ4日前のことだ。
変わったのはそれだけ。知り合いは減ったが、香乃と拓磨は同じ高校だ。
ーーーーーーー
ザワザワ 学校に着いた頃には7時40分を回っていた。
さーて 俺のクラスはどこかな?
望「おっ、2組か。香乃と拓磨がいる。やった。」
入学式ムードもあり、子供の様にはしゃいでしまった。
??「なにはしゃいでんの?まったく、子供なんだから。」
そう呆れたように言ったのは香乃だった。望 「おはよ 香乃。今日も不機嫌だな。」
香乃「なに言ってんの。こんなに機嫌いいじゃない。」
望 「それで機嫌いいんだ(笑)知らんかったわ。」
香乃「取り敢えず教室行こっか。」望 「はいはい。仰せのままに。」
香乃「はい。は一回でいいの。」
そう笑いながら教室へと向かった。
ザワザワ やはりここも騒がしい。
望 「よお!拓磨!一週間ぶりぶり。」
拓磨「ふっ よくぞここまでたどり着いた。我友よ!」
香乃「はいはい。馬鹿なことやってないで席に着きなさい。」
2人「はーい(笑)」
そして皆席に着いた。
ーーーーーーー
??「はーい。じゃあ、学級組織決めてくよ。」
そう言ったのはここ12学級の担任 佐久間 秀基先生。
秀基先生は人気だ。なぜなら秀基先生はイケメンだからだ。国語の先生なのだが、身長は190くらいで黒い髪そしてオッドアイなのだ。左が青 右が黄 というハイスペック。おまけに頭がいいのたからまったく神は理不尽だ!
そんな事を拓磨達と話していると、
拓磨「いやいやお前も十二分に頭いいじゃねーか。」
望 「なに言ってんの?そこまでよくねーよ。」
香乃「主席入学が頭良くないって喧嘩打ってんの?」
望 「あの香乃さん?目が怖いですよ?」
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