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episode193 花村教授と秘密の講義①
「どうだ?気持ちいいかい?」
目隠しされ
両手を吊られた僕の背を
鞭の先が優しくなぞる。
「やめて……もう十分……」
教授室はさながら
SMクラブの様相を呈していた。
「素直に言わないとまたお尻を打つよ?」
いいようにはされまいと
意気込んでいた分だけ余計に
「ああ、気持ち……いです……」
落下する速度は速かった。
「ほら。僕は――空気が読めると言っただろ?」
「アア……!」
油断するとその途端
猫じゃらしのように柔らかく
あちこち撫でていた鞭が。
「痛いのも好きだよな?」
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