episode193 花村教授と秘密の講義①

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「何?僕また褒められてる?」 訳が分からぬまま 僕がいたく喜んだものだから。 「そうだよ」 「だったらそろそろご褒美をくれるかな?」 子供扱いで頭を撫でると一変。 九条さんは真顔でネクタイを引き抜いた。 「ここで?」 僕の身体をベンチに預けると 彼は足元に膝をつき 「ああ。クローゼットで君を裸にしたい」 我慢できない手つきで 僕の足先から身体を撫で上げる。 「こんなにたくさん服があるのに――皮肉だね」 言いながら。 僕は横目に鏡を覗き込み。 「妖艶だね」 「見ないで」 1枚ずつ着ているものを脱いでいった。
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