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「ポリー、あなたもエンハンスさんと一緒に行ってあげなさい」
「でも」
まだ、探偵行為に対する拒否感をぬぐいきれず、尻込みするメアリーに対し、
「ホーネストさんは、昨日この町に着いたばかりなのよ。道案内が必要じゃ無いの」
マーガレットはそんな言葉でメアリーを説得する。それでも踏ん切りが付かない様子のメアリーに、
「あなたが探偵に対して良い感情を抱いていない事は知っているわ。でも、ホーネストさんはウィルのために何かをしようとしてくれているのよ。だから、それくらいは手伝っても罰は当たらないのじゃないかしら?」そう言って駄目を押す。
「そうね」
メアリーはマーガレットに押し切られる形で首を縦に振っていた。
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