1人が本棚に入れています
本棚に追加
【治療と予感】
傷ついた戦士が運びこまれる、サナ、ナズナも治療にあたる。
「今回の戦いは苛酷だね。闇の刃がどこかで作られているようだ。」
術師クコのことばにサナの母、ケシもうなずく。
「戦士の話しだと犠牲者もだいぶでているようです。クコ様、なにが起きているのでしょう?」
「闇に支配されたシティが出てきたという知らせを『風の民』からきいた。わしも強い闇の霧がかかる場所を感じる。『ダークナイト』だけでは闇が抑えられぬ時がおとずれたのかもしれぬ。」
薬草を煮だしている壺をかきまぜながらクコがこたえる。
「王女様は気づいておられるのかしら?」
「ワシにはわからない。ただマシェ様が異変がおこると警告しておられる。」
煮出した薬湯をワンにそそぐ。
サナは黙って話をきいていた。
ナズナと同じ夢を見ることババ様に伝えるべきだろうか?
今は忙しい落ちついたらでいいだろう占いの力が二人ともあるわけではないただの夢の可能性がたかい。
最初のコメントを投稿しよう!