ー拾い猫ー
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お嬢は猫又を助けたいのだ、と見つめる視線に気付いた。しかし、俺が猫又に殺されかかったから、お嬢は俺に猫又を殺したいのか、と問うのだ。見つめる視線に俺はゆっくりとお嬢の心を理解した。 「……お嬢なら、その猫又を助けられるんだろう?」 俺の言葉にお嬢は無言で頷いた。
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