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「これは一体・・」
一種の幻想的な光景にウーブは目を奪われながらも その光から感じる攻撃的な気配に緊張感が高まる。
次の瞬間青い光球は、一斉に人間大の青い火柱と化し、更にその火柱は急激にその姿を形成し始めた。
「っ!」
そしてその姿が完全な者になった時、べジータは言葉を失った。だがそれはピッコロや悟飯も同様だった。
青い発光が収まりそこに現れたのは・・
「・・・サ、サイヤ人」
その数、軽く五千は越えているだろうか。
独特の戦闘服に猿のような尻尾、それは間違いなくサイヤ人の証だった。その中にはべジータも見た記憶がある顔も数人おり、全員が真っ直ぐこちらを見ている。
「・・チッ、これはどうゆう冗談だ」
警戒をしつつも、異常な形で再開した同胞達にべジータは動揺の色を隠せなかった。
そんなべジータ達にサイヤ人達がニヤリと笑みを浮かべた瞬間
ゴッ!
サイヤ人達が一斉に「気」を解放した、しかもその「気」から感じる戦闘力は、全員があのギニュー特戦隊以上、一体一体が優に40000近い戦闘力を有していた。それが五千人以上
「な、なんだ!この戦闘力は!!」
驚くべジータだったがそれに全員が疑問の視線を向けた。
正直、一体一体の戦闘力はべジータ達にとっては、
脅威になるとは思えないからだ。
「何を驚いている、べジータ」
警戒を強めるべジータにピッコロが問いかける。
「・・惑星べジータがあった頃、戦闘力10000を越える上級戦士サイヤ人は、俺やオヤジを含めても数人だけ、中級のナッパクラスも数えられる程度、殆んどのサイヤ人はラディッツ同様の下級戦士、そしてこいつらは殆んどが下級戦士のはずだ」
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