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「ウーブ、オレのマネするな」
「べ、別にマネした訳じゃ。僕もそうした方が良いと思っただけで・・」
ブウは否定するウーブに近づくと間近でその顔を凝視する。
「ブ、ブウさん?」
「・・・・オマエ」
そこまで口にした時突然ブウは右拳を振り上げ、ウーブの顔面目掛けて解き放つ。
がそれと同時にウーブもまたブウの顔目掛けて右拳を解き放っていた。
二人は互いの拳を顔を反らしかわすと「気」を消し背後に近づいていたサイヤ人を顔面を殴り飛ばす。
消滅する仲間に目もくれず、千人近いサイヤ人
が殺到する中、二人はお互いに背中を合わせ油断なく構える。その口元には笑みを浮かべ。
「なんかわからないけど、オマエ懐かしい感じがする」
「僕もです。なんだか不思議な感覚です」
場違いなくらい朗らかな雰囲気で談話しだした二人にサイヤ人達が一斉に襲いかかる。
そこからの二人の戦闘はまさに圧巻の一言だった。
阿吽の呼吸、まるで舞踏でも見てるような錯覚さえ覚える。
相手がどう動くか、どう動いて欲しいのか、自分がこう動けば相手はこう動く、それらが お互い手に取るようにわかる嘗てない感覚に二人は戦闘中にも関わらず笑顔を浮かべている。
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