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「す、凄い・・あんな完璧な連携攻撃見たことがない」
まるで1つの生物であるかのように戦い、次々と敵を蹴散らしてゆく二人に、悟飯は一瞬戦闘中である事すら忘れ見入っていた。
「元々は1つの存在だったんだ、当然と言えば当然なのかも知れんがな」
「ふっ・・ピッコロっ!悟飯っ!ボサッとするな、こっちもさっさと蹴りをつけるぞ!」
二人の戦いっぷりに感化されたのか、負けじと敵の群れに飛び込むべジータは、次々とサイヤ人達を蹴散らし一瞬にして数十人を消滅させた。
「ふ、べジータ達に良いところ持ってかれるなよ!悟飯!」
「はい!」
二人は背中越しに視線を交わすと、お互い目の前の敵の群れ目掛けて大地を蹴った。
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戦闘は最初の開始から5分にも充たない時間でべジータ達の圧勝で幕を閉じた。
終始苦戦する事もなく、全員ウォーミングアップ程度しか「気」も体力も消耗していない。
改めて周囲を見渡してもあれ程いたサイヤ人達の群れは全て消滅し、元通りの何もなかったクレーター内の光景が広がっている。
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