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・・・がいまだ全員が戦闘体勢を解除していなかった。
「・・ち、どうなってる。まだ周囲から「気」を感じる」
ピッコロの言うとおり、姿形は見えないが全員かなりの数の「気」に囲まれてるのを感じており、お互い背を預けながら警戒している。
「ふん、体も暖まったところだ。来るならさっさと来やがれ」
『・・・・』
まるでそのべジータの言葉に答えたかのように、青い光球は再び現れ始め、瞬く間にべジータ達の周囲を埋め尽くす。
だがその動きは前回とは違い、猛スピードで頭上へ上昇し二手に分かれ集まってゆく。
「・・今度はなんだ」
警戒するピッコロを余所に二つの青い炎は人間の形を形成し、二人のサイヤ人が姿を現した。
「なっ!?」
真っ先に驚きの声を上げたのはべジータだった。
「ま、まさか」
ピッコロも動揺を隠せない
その二人のサイヤ人は三人にとって因縁のある相手だった。
「ナッパ・・ラディッツ・・」
呆然と呟く悟飯を余所に二人は無表情でこちらを見下ろしている。
がその顔に獰猛な笑みが浮かんだ。
『ハァァァッ!!』
ゴッ!!!
『『っ!!』』
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