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一方
ラディッツはべジータを蹴り飛ばした後、直ぐ様ターゲットをピッコロへと変更し黄金の気を引き連れ襲いかかる。
「だりゃぁっ!!」
一気にピッコロに迫ると勢いそのままにその頭部目掛けて蹴りを放つ。
ガッ!
そこでラディッツは少し驚きの表情を見せた。
ピッコロはその蹴りを余裕とは言わないまでも左腕一本でガードして見せたからだ。
「でやぁっ!!」
反撃とばかりに放ったピッコロの右ストレートを今度はラディッツが左手で受け止める。
お互い一瞬の硬直後大きく飛び退き、再び互いにむかい突進していく。
「だりゃ!だありゃりゃりゃっっあ!!」
「っわたっぁ!わぁあたたたっっあ!!」
拳が、肘が、蹴りが、膝が、互いにぶつかり、その一撃一撃ごとに二人の周囲で無数の衝撃波が弾けていく。
一瞬の膠着状態後、互いに弾け間合いを取ると同時に掌を相手に向けてかざす。
『はぁっ!』
同時に放たれたエネルギー弾は二人の中間でぶつかり合い爆発した。
『ちっ!』
爆風と土埃の中、互いに舌打ちし、次の攻撃のタイミングを狙うべく睨み合う。ここまでの実力は全くの互角だ。
「ピッコロさーんっ!」
一瞬遅れて悟飯がピッコロの横に並ぶとラディッツを睨み油断なく構える。
「大丈夫ですか!ピッコロさん」
「ああ、こいつは俺が抑える。お前はべジータの様子を見・・」
ビリっ!
『!!』
一瞬で空気が極限まではり詰め
ゴゴゴゴ・・・
大気を震え始める。
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