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目覚め
それはとある銀河系の果て、かつて惑星べジータと呼ばれた戦闘民族サイヤ人の母星があったところ。
宇宙の帝王フリーザによって惑星にいたサイヤ人もろとも破壊されたのは数十年も前の話。
現在そこにはただの宇宙空間が広がっていた。
(・・・ザ)
はずだった・・
(・・リー ・・ザ)
先程まで何もなかった空間に１つまた１つ青い光が灯り始める。
(フ・・リー・・ザ・)
その光は瞬く間に数千を超える数まで増え、それらがまるで銀河のように渦を巻きながら集まってゆく。
(フリーザ)
やがて光は１つに集まると人型へと変化していく。
青白く発光するそれは逆立った髪、そしてサイヤ人の戦闘服を身に纏っていた。
「フリーザーッ！！」
ゴッ！！
青白く発光する『それ』の怒声ともいえる叫びと共に発生したエネルギー波により周囲にあった隕石や小惑星が一瞬にして消滅する。
次の瞬間、『それ』は凄まじい速度で加速し、彗星の如く青白光の尾を引き連れ移動を開始した。
その目的地は『地球』
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