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その彗星は宇宙を疾走していた。だが彗星と呼ぶにはあまりに小さく、そして早い。
そしてそれは瞬く間に太陽系を疾走し、地球の大気圏を突破、そこでようやく急激に速度を落とし始める。
ゆっくりと地表に降り立つ。そこはかつてフリーザが未来から来たトランクスに葬られた場所。
太陽に照らされた『それ』は今はかなりハッキリとしたその型を形成していた。
それは青く発光する物体によって出来たサイヤ人。
サイヤ人の戦闘服に尻尾、その顔、髪型はどことなくゴジータを連想させる。
「・・・・」
発光サイヤ人は、フリーザに関する思念や残思、微かな気をたどり着いここまでやってきた。
大地に掌をつけると一瞬にしてフリーザに関する「星の記憶」を読み取りそして全てを悟る。
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