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戦士達との遭遇
数分前・・・
「本当なんですか!ピッコロさん」
海上を猛スピードで飛行しながら悟飯は驚きの声を上げた。
「ああ、連絡してきた界王様の慌て様から見ても間違いないだろう」
「でも謎のサイヤ人らしき存在がもうすぐ地球に来るなんて・・」
「ふん、『らしき』とか言ってる時点で怪しいもんだがな」
先頭を飛行するべジータが不機嫌そうに呟く。
「もうサイヤ人は俺達の血縁以外にいる訳がないんだ」
「確かにそうですけど・・・」
「あの・・・」
ピッコロの隣にいるウーブが遠慮がちに話に入ってきた。
「べジータさん、知ってるサイヤ人の『気』は感じないんですか?」
べジータのスパーリング相手として重力室で一緒に修業していたウーブは、ピッコロから連絡が来るより早く何かを感じ取り、頭上見上げていたべジータの様子を思い出していた。
「一瞬知ってる人間の『気』を感じた気もしたが直ぐに消えて別な『気』に変わった。どちらにせよ会えばわかる話だ」
表情や態度からはわからないがピッコロだけはべジータ困惑と期待の入り交じった複雑な感情を読み取っていた。
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