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「うん~、ここのことぉ知ってたらぁ
おれぇ、はいらなかったもーんー」
「あたりまえです」
「…ぉ、れも…」
「「はいはーい!僕達もー」」
『俺様も今すぐこの学園から、
出ていきたいぐらいだ』
そう意味がない言葉を交わし、
気持ちを軽くする俺たち、
ここの学園に進んで入ってきた奴が
いるのならみてみたいもんだ…。
「ねーねー、みんなぁ、外みてよー、
人がぁたぁーくさんーいるよぉー?」
「…ほ、ん、…と …だ…」
「「ゴミみたーい」」
「ん?あの平凡な男子、雰囲気が
他の人と違うような気がしますね」
『あ?どいつだよ』
「あ~、もしかしてぇ今ぁ、赤髪の奴の
近くにいるのー?」
「はい」
二人で話しているよそで、俺は平凡の男を探す…。
ん?赤髪は1人しかいない、ならあいつか?
『どうみてもただの平凡じゃないか?』
「会長はバカですか?」
『は?』
「この学園に、平凡な人が来ると思います?」
いや、それはない。
違和感を与えることなく歩く奴は、
蒼が言った通り雰囲気が少し変だ。
「あー、赤髪のー」
「人とー」
「「目があってるー!」」
「…ぁ、か、が…み、こ、ゎ…い?」
「ん?ほんとだぁ、赤髪のやつ顔真っ青!
うけるー!」
「あの平凡の目みましたか?」
『あぁ』
「「「「え?なになに?(~?)」」」」
『あいつの目は狂っているな…』
「そうですね、しかもこの学園に
なにかしようとしてるっぽいです」
『狂ってる奴には興味ねぇが、
この学園になにかしようとしてるなら
話は別だ』
『あいつを、―――してやる』
そう、俺が呟くの回りにいた役員達が
平凡の方を向き笑う。
お前は、なんだ?
俺達が、――してやるから、な…。
俺達が思ってることが一致したとき、
生徒会の部屋は無音に包まれた。
蓮sideEND
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