2人が本棚に入れています
本棚に追加
遠くから、誰かの声が聞こえる。
「ゆ、、、おき、、、」
なんだろう。
まぁいいや俺はまだ寝ていたい。
それに気のせいだろう。
そう思い、再び夢の世界に戻ろうとすると今度ははっきりと声が聞こえた。
「友、起きないと、添い寝しちゃうぞ?」
俺は光の速さで布団から飛び起きた。
「チッ、なんだ起きたのか、まぁおはよ」
チッってなんだおい、聞こえてんぞ。
「・・・おはよ、姉ちゃん、なぜここにいる?」
「なぜって起こしに来たからに決まってるじゃない。まぁ起きないほうが都合がよかったんだけど」
と、もじもじしながら言ってくるが、寝言は寝て言え。
ちなみにこの人は俺の姉だ。
如月 麗(きさらぎ うらら)
年は俺より3つ上の24歳だ。
えっ俺は誰かって?
俺は
如月 友 (きさらぎ ゆう)
21歳の大学生だ。
それにしても休日にこんな朝早くから起こされるなんてたまったもんじゃない。
変な夢を見ていた。
えっと、たしか、姫ちゃんだっけ?かわいかったなぁ・・・夢だけど。
でも夢なのに、俺の夢なのにそのかわい子ちゃんは俺以外の男とキャッキャウフフしてたのは気に食わないが。
最初のコメントを投稿しよう!