第1章"へーんしん(プロローグ)"

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第1章"へーんしん(プロローグ)"

ここは渇いた荒野――― 雷雲たちこめ あたりは急激に暗くなる 暗黒大魔王の登場だ 「うわっはっは!我こそは暗黒大魔王!ひろの心の闇を地獄に変えにやってきたぞぉ〰!!」 怪人うそつきや怪人ワガママたちを大勢引き連れ、ひろの心が地獄に染まろうとする。 その時――― 颯爽と怪傑正義マンの登場だ。 「出たな!世界駄目駄目団!」 「ウィー‼」 突如現れたストレス戦闘員たちに 「正義キィック‼正義パーンチ‼」 いつもより少し多いストレス戦闘員をなぎ倒し、お疲れぎみの正義マン。それでも、なんとか怪人どもを倒しきった。 すると――― 何処からかギターの音色と歌声が… ズンタッタ➰🎵ズンタッタ➰🎵 「おいら➰は🎵に・せ・も・の➰🎵だね🎵らららん🎵」 砂嵐と共にあらわれた影は… 「オマエは、偽正義マン!」 しかも!その後ろには、まだ暗黒大魔王が待ち構えている。 「もはや、これまでか。」 命とひきかえの最終必殺技(もはこれ=もはやこれまでの略)を、発動しようとしたその時… 「待ちなさい✨」 その可愛い💠声と美味しそうな匂いは… (/-\*)イヤン💕 「ホタテのプディング、オレンジソースがけ、ビーーーム‼」 「ううっ、おのれー…。」 偽正義マンも 暗黒大魔王も あっという間に崩れ去り 青空は取り戻されたのだった―― 「助けてくれてありがとう。ところで君は⁉」 「私は食欲みたらし仮面よ。よろしくねっ❤」 なにやらとても美味しそうな匂いを残して 彼女は去っていった。 かくして、ひろの心の平和は取り戻された。 ありがとう‼食欲みたらし仮面‼ ――第1話…完――
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