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だって、嬉しいことはお話したいじゃない
それにさ、ご挨拶はとっても大切なんだよ
ご挨拶出来ないニャンは野良ニャンだって、ママにゃんも言ってた
――カチャ、カチャ
あ! ママにゃん帰ってきたみたい
お窓の外に夢中になってる場合じゃないよ、お迎えしなくっちゃ
玄関マットの上でお正座して待ってるのがあたチにゃん流、そうしてれば
『お留守番してる間、ずっとここで待ってたの? 偉いね』
なんて思って貰えちゃったりするんだ
「ベガ、ただいま」
おかえりなさい、ママにゃん
「ベガちゃん、ただいま」
お帰りカズ、じゃなくてパパしゃん
「ねぇ、カズ。なんかすぐに済んじゃって、あっけない位だったね」
「夜間窓口に婚姻届けを出しただけだから、かな。
愛生ちゃんとしては、もっとなんか手続きがあった方が、ソレっぽくて良かったのかな?」
「まぁ、あんなもんなのかな?
それに、明後日は結婚式だし」
「そうだね、愛生ちゃんのウェディングドレス姿、楽しみだな」
「カズのタキシードもね」
ねぇ、ママにゃん、二人でお話してないで、あたチにゃんも仲間に入れて
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