☆2016☆

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だって、嬉しいことはお話したいじゃない それにさ、ご挨拶はとっても大切なんだよ ご挨拶出来ないニャンは野良ニャンだって、ママにゃんも言ってた ――カチャ、カチャ あ! ママにゃん帰ってきたみたい お窓の外に夢中になってる場合じゃないよ、お迎えしなくっちゃ 玄関マットの上でお正座して待ってるのがあたチにゃん流、そうしてれば 『お留守番してる間、ずっとここで待ってたの? 偉いね』 なんて思って貰えちゃったりするんだ 「ベガ、ただいま」 おかえりなさい、ママにゃん 「ベガちゃん、ただいま」 お帰りカズ、じゃなくてパパしゃん 「ねぇ、カズ。なんかすぐに済んじゃって、あっけない位だったね」 「夜間窓口に婚姻届けを出しただけだから、かな。 愛生ちゃんとしては、もっとなんか手続きがあった方が、ソレっぽくて良かったのかな?」 「まぁ、あんなもんなのかな? それに、明後日は結婚式だし」 「そうだね、愛生ちゃんのウェディングドレス姿、楽しみだな」 「カズのタキシードもね」 ねぇ、ママにゃん、二人でお話してないで、あたチにゃんも仲間に入れて
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