めぐり合わせの雨

13/16
前へ
/16ページ
次へ
「ほら、どこ行くんだよ。帰るんだろ?家に着くまで傘の中入れてやるから」 俺は彼女の腕をつかんで傘の中に引き摺り込んだ。 「そんなことしたら、付き合ってるって思われるよ?」 彼女は少し顔を赤らめながら前を向いたまま言ってきた。 彼女なりに意識はしているのだろう。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加