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「オギャー、オギャー」
ある王国で1人の美しい王女が生まれた。しかし長い間子供ができなかった国王夫妻にとって喜ぶべき出来事なのに表情が暗い。
理由は、この王女が『破滅の忌み子』だったからである。
この王国にはある一つの伝説があるのだ。
「満月の夜に生まれ茨の形をするアザを持つ子供。この子供は15歳の誕生日にその内なる力を覚醒させ世界を破滅へと導くであろう。」
生まれた王女はまさにこの伝説通りの子供だったのだ。
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