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「お前には三年考える時間を与える。お前の運命を決める決断だからちゃんと考えなさい。」
王は悲しげな声でそう言った。
しかし姫はその場で決断を下した。
「殺して。」
王は目を見開いて姫の肩に手を置いた。
「だから、よく考えろとっ!」
「考えるまでもないわ。この世界を私の手で破滅させたくない。さあ早く!今すぐに!」
姫の目には強い意志が備わっていた。
王はその目をまっすぐに捉えて静かに言った。
「本当にいいんだな?」
姫は王と王妃を交互に見てから頷いた。
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