第1章

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二男は時代の波で長年営んだ自営業を止めて新職に就き、二十六歳の時に兄同様、料理上手の美女と結婚して二人の男の子がいます。上の子は二四歳、昨年大卒で一流企業に就職今軽井沢のホテル勤務です。末の孫息子も二十歳、今春スポーツ関係の専門学校を出て、貴方に似て超真面目!今サッカーのコーチを目指して頑張っています。 私は「昔取った杵柄」京急時代得意の物語を発揮、アマ講談師、朗読教室の講師、ボランティア活動等 充実した日々に感謝しています。貴方は水泳の達人「人命救助表彰状」私は今プールで泳ぎながら、三崎の 青い海を思い出しています。 貴方と過ごした京急沿線三崎の地に咲いた美しい恋の花は、私達の子孫へ永遠に咲き接がれて輝き生き続けることでしょう。 最後に一言。 この世に二人と居ない貴方の伴侶として、大切な人生のかけがえのない時間を過ごせた私は世界一幸せでした。 愛しています!・素晴らしい愛をありがとうございました。 来世での再会を楽しみにペンを置きます。 懐かしい次男さま さようなら。 妙子より 平成二十八年四月三十日
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