大切な人

僕の名前は「ひろし」、２５歳の独身男で、東京都内のＩＴ系企業に勤めるごく普通の会社員である。

僕には、学生時代からお付き合いしている「千尋（ちひろ）」という彼女がいる。

僕と千尋は、高校の時から交際していて、今はそれぞれ上京して東京都内の賃貸マンションで暮らしている。

千尋は、東京都内の旅行社に勤めているが、僕の会社と千尋の会社は、どちらも山手線内のため、会社帰りに比較的容易に会うことができる。

僕と千尋は、会社帰りに会って飲みに行ったり、会社が休みの日に会って映画を観に行ったり、テーマパークに遊びに行ったり、ショッピングを楽しんだりと、ごく普通のデートを楽しんでいる。

僕は、千尋のことが大好きで、千尋といっしょにいる時間は、とても楽しくて幸せだった。

千尋も僕のことを好きだと言ってくれていて、僕と一緒に過ごす時間は、千尋も楽しそうにしていた。

僕は、こんな幸せな日々が、ずっと続くといいなぁ…と漠然と思うことがよくあった。