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?「さーて、今日は何人客がくるかなー?」
そう言ったのは、この喫茶店「オリエント」のオーナーの九瀬 零 だ。
歳は18と、オーナーにしてはやけに若い。だが、祖父から受け継いだこの喫茶店を祖父の代より繁盛させていた。
オーナーの零自身がイケメンという理由もあるが、他の5人の従業員もなかなか個性的だ。
零「札をopenにしてっと。」
?「もー!また札みながらニヤニヤしてんの?」
そう言ったのは、零の幼なじみであり喫茶店の従業員の1人である与鎖 佳代 だ。
歳は零と同じ18。零に絶賛片思い中なのだが、鈍感な零は気付いていない。
佳代「相変わらず起きるの早いわね。今日は何時に起きたの?」
零「今日は別に早くないぞ?うーんと4時半前くらいかな?」
?「おいおい、それは充分早ーよ」
零「おう!秋哉おはよ」
佳代「秋哉さん。おはようございます。」
秋哉「うん。2人ともおはよう。」
2人に秋哉と呼ばれた彼は、ここで働いている 赤城 秋哉 だ。
歳は25で、2人が小さい頃から面倒を見ている。喫茶店の方は副業で、基本は銀行員をしている。だがその仕事に似合わぬ肉体美とイケメンな顔立ち(格好いいおっさん的な意味で)により、人気がある。
佳代「もうそろそろ、綾さんが来ますね。」
零「まあ、この時間なら来なければおかしいけどな。」
カランコローン
秋哉「ほら来た。」
ドアが開いた軽快な音と共に、話題の人物が来た。
そのーあれだ、噂をすればなんとやらだ。
綾「やっほー!皆元気ー?」
零「まあ、それなりには」
佳代「はいっ!元気一杯です!!」
秋哉「まあ、元気か元気じゃないかで言ったら元気かな。」
綾「見事に全員違うね。これはこれで凄いよ(笑)」
そう言ったチャラ男もとい綾は、ここの従業員の4人目だ。正式な名前は、一ノ瀬 綾 だ。
歳は24だ。彼女はいるが浮気(女遊び)をやめられない。だが、それを彼女が認めているのだから外野があーだこーだ言うべきでは無いのだろう。
綾「じゃあいつもの1つ。」
零「分かりました。・・・とはならねーよ。お前毎回頼むもん違うだろ。」
綾「あははー。正論だねー。まあ席に案内してよ秋ちゃん♪」
秋哉「あー、分かった分かった。ほら行くぞ。」
綾「はーい。」
これがこの喫茶店の毎朝の光景である。
※この話はfictionです。(なんでも英語にすんな作者!)
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